① ８月１０日祖父の死、そして葬式。 もう祖父はいない。孫である自分との決別だ。 孫という自分の役割がなくなる。これからは「親」あるいは、親父たちの「子」という役割が残るだけとなった。 そして、家族について見直す機会となった。葬式で親父の兄弟な…

江戸川乱歩の作品を読む。 「二銭銅貨」 乱歩のデビュー作・大正１２年 「人間椅子」 大正１４年 「陰獣」 乱歩の代表作・昭和３年 日本探偵小説全集②『江戸川乱歩集』（創元推理文庫）「二銭銅貨」の挿絵には棟方志巧が描いたものもあるそうだ。 ストーリー…

江戸川乱歩賞の選者はだれがか知っていますか。江戸川乱歩賞受賞作のハードカバー本には、 選者、歴代の受賞者そして、その作者の写真が載っているんです。選者の宮部みゆき、大沢昌などは、読んだことありますが 皆川博子さん、知りません。そこで、図書館…

ＴＵＧＵＭＩ（吉本ばなな）を読む。 女の子に絶対うけるっていう本ですね。 ① 装丁がていねいできれい。水彩画のような淡い華の絵の表紙、文字が少ない本文。 ② 登場人物のキャスティングがいい。 まず、「つぐみ」が女の子っぽくない。言葉遣いが男の子の…

福井晴敏『トゥエルブ Ｙ．Ｏ』読破。 第44回江戸川乱歩賞受賞作。（平成１０年） 文庫本でなく、講談社の江戸川乱歩賞受賞のハードカバー。ダイス、グソーなどは『亡国のイージス』に受け継がれる状況設定。 日本国家の再生、「生き続ける希望」は『亡国の…