岡崎初のJリーガー・深谷友基さんのお話
今日、岡崎初のJリーガー・深谷友基さん(ふかやゆうき:大分トリニータ)のお話を伺いました。
深谷さんは、今年、34試合中32試合出場を果たし、大活躍した選手です。(欠場2試合の内、1試合は、累積警告のため。)
※深谷友基さん、大分トリニータなど下線のついた名前をクリックしてください。説明のページへ飛びます。
小6の息子が所属するクラブチーム・トキワSSSの先輩ということで、会に息子と一緒に参加しました。
会は、進行役の方の質問に応えるインタビュー形式で行われました。
【プロフィール】
甲山中−三好高校−阪南大−大分トリニータ
【Jリーグ1年をふり返って】
- Jリークはどうでしたか。→スピードが違う。早く判断する必要がある。
- 1対1のポイントは。→①インターセプトを狙う。②前を向かせない。③トラップの瞬間、ボールは必ず、相手の足から離れる。そこを狙う。④コースの限定。中を切りながらドリブルさせる。
- 監督の交代があったが。→自由にやらせてくれる。選手の気持ちを考えてくれるようになった。
- 「参った」という選手はいましたか。→浦和のエメルソン。スピードと独特のリズムがある。ボールを持つと前に突進してくる。ブラジル系という感じ。
- 苦手な選手は→重心の重いドリブルをする田中達也さん。
- ペストゲームは→初めて勝利した浦和戦。
- レッズの応援はどうですか。→すごい。大分のホームの試合でもレッズの応援はすごかった。本拠地のときは、応援で選手同士声が届かず、目でコミュニケーションをとるしかなかったほど。
- 監督はどのよにして、選手とコミュニケーションをとるのか。→よく冗談を言う。戦術では、以前は、型にはめて、できないと怒られた。今は自由に「自分で考えてやれ。」この一言が大きかった。
※大分トリニータの公式ホームページに、クラブの経歴、選手一覧などがあります。
▼大分トリニータ公式ホームページ
【小学校時代:梅園小】
- 小学時代はどうでした。→小中はセンターハーフだった。夢はJリーガー。ただボールを追っていた。休みの日も近くの小学校でボールをけっていた。試合では、よく切り返しをやった。
★ここで、会場にみえていた深谷選手のお母さんから「トキワのコーチからぜひ一言」と声がかかり、コーチよりお話がありました。
- HRコーチより:個人技がすばらしかった。そして、とても素直だった。コーチの話をよく聞いて自分のものにしていった。
- HMコーチより:ヘッディングはそんなにうまくはなかったような…。
(深谷選手が得意とするヘディングの話で、会場は笑いに包まれました。コーチ、さすがですね!)
【中学時代:甲山中】
司会:コカコーラ杯(現・高円宮杯)ベスト8、県ベスト8。クラブチームばかりの中に混じって、公立中学として立派だった。
- 中学時代何を学んだか。→規律。サッカーをもっと知った。個人のプレースタイルも。
【高校時代:三好高校】
- DFに転向したのはなぜ?→「お前はDFに向いている。」とコーチから言われる。このコーチは、元日本代表のDFだった。言われたことを吸収しようとした。ヘディングの練習を朝300回、練習を終わって300回。これを3年間続けた。それが、今のヘディングの元になった。
- 高校時代は何を学びましたか。→規律。食事から何まで。寮生活だった。トキワから7人が一緒に行った。7人がいたから、続けることができた。毎日「止めたい」と思うつらい日々だった。
★三好高校は中京大中京と大きな大会であと少しいうところまで行った。そのとき、トキワのメンバーが主力として活躍したそうです。がんばってますね、トキワの先輩たち!
【大学時代:阪南大】
- ユニバーシアドに選ばれたときはどうでしたか。→日の丸を背負って、「勝たなければ」という思いを持った。戦争をするような思いで闘った。
- 挫折の経験はありますか。→小さなものがいくつもあった。しかし、ミスしたときこそ自身を持ってほしい。気持ちを早く切り替えること。ネガティブ(悲観的)なことを考えずポジティブ(楽観的)なことを考える。
【来季に向けて】
- 目標は何か。→1年1年を頑張る。そして成長していきたい。来年のワールドカップは、選考とれないが、これから活躍してワールドカップの日本代表に選ばれたい。最終的には海外でプレイしたい。
- 海外の印象は?→イングランドに大学遠征で行った。フィジカル(肉体的)で激しい。海外に行って帰ってきたときは、自分の意識方も変わっていた。
【小中学生に向けて】
- 小中学生のうちにやっておくことは→サッカーを楽しむこと。体を鍛えることは、全くなくてよい。ボールと一緒に楽しむ。本当に楽しんでやってください。
【実技指導】
① ヘディング
「ボールをよく見る。」
ボールのとらえ方→頭よりも前過ぎると地面にたたきつけ弾道になるになる。シュートの場合はそういうシュートもあるが。頭よりも後ろ過ぎるとフライになってしまう。
② 1対1のアプローチの仕方
相手の背中が見えたら、チャンス。一番近いところかアプローチする。足の間から入れる。これで高校のとき、何本もとった。くっつき過ぎない。状況を見て。
【サイン会】
深谷さんのもとに、どっと子ども達が押しかけ、長蛇の列ができました。それでも嫌な顔一つせず、一生懸命書いてくださった深谷さんに感心しました。
その後、参加したトキワの子どもたちと写真までとってくださいました。
深谷さんの私の印象は、とても誠実な方、こつこつ努力する方だな、というものです。質問に対する答えが的確で、短い言葉でわかりやすかったです。また、高校のヘディングの練習のお話、隠れた努力の積み重ねの大切さを教えていただきました。飾り気のない話し方にも好感を持ちました。Jリーガーというと、派手な印象が強いですが、私の印象を覆す方でした。サイン、写真会など、いやな顔一つせずやってくださいました。息子は、「ぼくだったらねあんなにたくさんの人が着たら、いやになっちゃう。」と言っていました。
今日はキワのコーチのみなさんが、とてもニコニコして見えました。
教え子の凱旋ですね。
私もぜひ深谷さんを応援したいと思いました。
深谷さん、お忙しい中、ありがとうございました。
技術はもちろん、子どもたちに夢と、努力すということはどういうことかを話していただきました。
深谷さん、活躍を期待しています。応援してますよ!
そして、ガンバレ、トキワ!
すばらしい先輩に続こうね。
※このHPでの深谷さんの写真の使用、お話のUPについては、ご本人から了解を頂いています。また、話の内容の一切の責任は、管理者が負うものであり、深谷さんにはありません。